当クリニックのインビザラインとは

インビザラインは、透明のマウスピースを段階的に交換しながら歯を移動させる矯正治療です。外から見てもほとんどわからない自然な見た目で進められることから、近年急速に選ばれる方が増えています。
ただし、見た目の改善だけを目的にすると、本来矯正治療で最も大切にすべき「噛む力」が十分に回復しないまま終わってしまうことがあります。噛み合わせが不十分な状態では、上下の歯の接触点が極端に少なくなり、食べ物を細かく噛み切ることができません。丸のみする状態が続くと、消化器官に余計な負担をかけ、全身の健康を損なう可能性もあります。
当クリニックでは、インビザラインであってもワイヤー矯正と同じように、「どれだけ噛める状態をつくれるか」を治療の中心に置いています。患者さまにとって自然で負担の少ない治療でありながら、長い目で見て体全体が健やかに機能することを何より大切にしています。
精密な分析に基づいた治療計画
インビザラインの治療精度を左右するのは、どれだけ正確な診断を行えるかです。当クリニックでは、矯正専用のレントゲン撮影や口腔内スキャン、写真撮影などの検査を組み合わせ、現在のお口の状態を立体的に把握します。
上下の骨格のバランス、歯軸の傾き、歯列全体のアーチ形状、噛み合わせの接触点など、細かい要素を1つずつ分析し、どのタイミングでどの歯をどれだけ動かすべきかを慎重に判断します。これらの情報をもとに、3Dシミュレーションを作成し、治療の全体像を視覚的にお示しします。
患者さまには、治療を始める前に、歯がどのように動いていくのか、どの段階で変化が現れるのかをしっかりと理解していただきます。治療期間は一般的に1年から2年ほどですが、歯の動きやすさ、噛み合わせのズレの度合いにより前後します。途中で治療計画を微調整することもありますが、その分だけより正確で満足度の高い仕上がりを目指すことができます。
インビザラインの特徴
⚫︎透明で自然な装置
マウスピースは透明で薄く、装着していても周囲に気づかれにくいのが大きな特徴です。営業職、接客業、学生など、人と会う機会が多い方でも気兼ねなく治療を進められます。
⚫︎取り外しができ、衛生的
食事や歯磨きのたびに取り外せるため、装置の間に食べ物が詰まる心配が少なく、口腔内を清潔に保ちやすいのもメリットです。ワイヤー矯正では磨きにくい部分も、インビザラインなら普段通りにケアでき、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。
⚫︎痛みに配慮した治療設計
マウスピースを1〜2週間ごとに交換し、歯を少しずつ動かすため、急激に力がかかることがなく、ワイヤー矯正と比べて痛みが出にくい傾向があります。日常生活への負担を抑えながら進められる点は、幅広い年代の方に選ばれる理由のひとつです。
⚫︎ライフイベントに合わせた柔軟な対応
患者さまの生活スタイルを丁寧に伺い、負担の少ない治療計画をご提案します。結婚式、成人式、写真撮影、進学・就職などの大切な予定と治療が重ならないよう、進行スケジュールを細かく調整することも可能です。
インビザラインが向いている方
・人に気づかれずに矯正したい
・仕事柄、装置が見える治療が難しい
・痛みが不安
・衛生管理をしやすい方法を選びたい
・ワイヤー矯正に抵抗がある
一方で、噛み合わせの問題や骨格的なズレが大きい場合には、インビザライン単独では十分な改善が難しいケースもあります。当クリニックではデータ分析をもとに、ワイヤー矯正との併用や別の選択肢がより適しているかどうかも含め、最適な治療方法をご提案します。
治療の流れ
1.カウンセリング
歯並びのお悩み、生活スタイル、ご希望の仕上がりなどを丁寧に伺います。
2.精密検査・診断
レントゲン、スキャン、写真撮影などを行い、噛み合わせや骨格のバランスを詳細に分析します。
3.治療計画のご説明
3Dシミュレーションをお見せしながら、装置の数、期間、費用をわかりやすくご案内します。
4.治療開始
作製したマウスピースを使用し、1〜2週間ごとの交換で歯を段階的に移動していきます。
5.定期チェック
治療の進み具合を確認し、必要に応じて計画を微調整します。
6.保定期間へ
治療後の後戻りを防ぐため、一定期間保定装置の使用が必要です。
長期の治療だからこそ、信頼関係を大切に
インビザラインは、矯正期間と保定期間を含めると、患者さまとクリニックの関係が数年続く治療です。治療のたびに写真を撮影し、現在の状態や変化をその場で共有することで、患者さまご自身が「確かに動いている」「着実に良くなっている」と実感しながら進めていただけます。
治療前後の写真を見比べ、患者さまが「ここまで変わったんだ」と笑顔を見せてくださる瞬間は、スタッフにとっても大きな喜びです。長い期間を一緒に歩むからこそ、お互いの信頼関係を何より大切にしています。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
1 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多 いです。
2 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長 する可能性 があります。
3 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患 者さんの協 力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
4 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周 病のリスク が高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要で す。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるように なることもあります。
5 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて 下がることがあります。
6 ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
7 ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがありま す。
8 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
9 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関 節症状が出 ることがあります。
10 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
11 歯の形を修正したり、噛み合せの微調整を行ったりする可能性がありま す。
12 矯正装置を誤飲する可能性があります。
13 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補 綴物)の一部 が破損する可能性があります。
14 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性 が高くなり
ます。
15 装置が外れた後、現在の噛み合せに合った状態の被せ物(補綴物)や むし歯の治療 (修復物)などをやりなおす可能性があります。
16 顎の成長発育により噛み合せや歯並びが変化する可能性があります。
17 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周 病等により 歯を支えている骨がやせると噛み合せや歯並びが変化することが あります。その場 合、再治療等が必要になることがあります。
18 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
